NATOカタログ制度に関するオンライン説明会を開催いたしました

NATOカタログ制度に関するオンライン説明会

　令和6年9月19日、一般社団法人日本類別協会は、防衛装備庁と協力し、民間企業を対象とした「NATOカタログ制度（NCS）」に関するオンライン説明会を実施いたしました。本制度は、国際的な防衛関連物資の管理において極めて重要な役割を果たしており、特にNCAGE（NATO Commercial and Government Entity）コードは、製造者や供給者を識別するための不可欠な要素です。

　今回の説明会は、本制度に対する理解を深めていただくことを目的として開催され、特に民間企業にとって身近なNCAGEコードについて詳しくご説明いたしました。参加者の皆様からは多くのご質問を頂戴し、非常に充実したセッションとなりました。

質疑応答のハイライト

　質疑応答の時間では、NCAGEコードの取得方法やその特性、さらにNMCRL（NATO Master Catalogue of References for Logistics）と呼ばれる大規模なデータベースに関する質問が多く寄せられました。NCAGEコードは、国際的な取引を円滑に進めるために欠かせない要素であり、その取得手順や有効性の確認について、多くの関心が寄せられております。

　また、NMCRLに関しても、参加者の皆様はその活用方法や、自社の情報をどのように反映させるかに強く関心を持たれており、実務に直結するような具体的なご質問が数多く寄せられました。

今後の展望

　説明会終了後、多くの参加者より「非常に有意義だった」とのご感想を頂戴し、早速ご興味をお持ちいただいた参加者からのお問い合わせもいただいております。こうした成功事例を踏まえ、今後もさらに多くの企業様にNATOカタログ制度をご活用いただけるよう、引き続き努めてまいります。

　次回の説明会では、NCSのさらなる詳細に踏み込み、特にNMCRLの企業における具体的な活用方法について詳しくご説明する予定です。今後も、皆様のビジネスに資する有益な情報を提供してまいります。

　当協会では、NMCRLに関するサポートやNCAGEコード、SAMの取得支援も実施しております。NCAGEコードに関する参考資料もご用意がありますのでご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。皆様からのご質問やご相談を心よりお待ちしております。